よかれと思ってついうっかり、マナーを外れてしまうことってありますよね。例えば、結婚式に招かれて「オシャレしてきてね」と言われたので一生懸命着飾ったのに、露出が高くて不興を買ったり。プレゼントにもマナーがあります。今回は、避けた方が良いプレゼントについて。
1 老い、死、別れを思わせるもの
60歳で老人扱いはされたくないもの。老眼鏡、補聴器、杖などは還暦の贈り物にはまだ早いイメージです。還暦祝いに限らず、お年を召した方への贈り物として、人気があるとされるのが健康グッズ。確かに「いつまでもお元気でいて下さい」というメッセージはわかるのですが、ともすれば老人扱いされていると受け取られかねません。喜んでいただけるかはお相手次第と念頭に置きましょう。例えば、散歩もジョギングも趣味でない方に万歩計、標準体型の方に体脂肪計など。先のことはわかりませんが、今現在不要なものですよね。不要なものを貰って喜ぶ方はいないでしょう。
2 目上の方への、贈り物タブー
一般的に、贈り物にはふさわしくないと言われているいくつかのものがあります。また、目下の方にはかまわないものでも、目上の方やお年を召した方へ贈ると失礼にあたるものの。タブーの由来に意味があるものもあれば、何となく縁起が悪そうな語呂合わせだったりもします。あえてこれを選ばず、避けた方が無難です。
櫛
「苦」「死」の音から、贈り物には縁起が悪いとされています。また、歯が欠ける/折れることがあるのも避けられる理由です。
刃物、はさみ
「縁を切る」意味があり、おめでたい場でのプレゼントには向きません。
箸
貰った側の寿命が縮むという言い伝えがあり、嫌う方がいます。「橋を渡す/橋を贈る」つまり、お年を召した方に渡すと「早く三途の川を渡れ」という意味になるのだとか。
ガラス製品
「割れる、壊れる」ことから、縁起が悪いとする方がいます。
お茶
よく香典返しに使われることから、嫌がる方がいます。
シクラメンと椿
シクラメンは「死」と「苦」を連想させるため。椿は首がぽとりと落ちる様が死を思わせるため。
靴・靴下
踏みつけるものを贈るのはよくないという考えがあります。
下着
下に身につけるものを目上の方に贈るのは、失礼という考えがあります。
筆記用具
「これでもっと勉強しなさい」という意味になるので、目上の方には失礼という考えがあります。
パジャマ
長く床に着くことを連想させるため。お年を召した方には向きません。
現金、商品券
目上の方に現金を贈るのは相手を低く評価していると捉えられ、ふさわしくありません。ストレートすぎる、物を選ぶ手間を省いたのでは、といった意見もあります。
ご本人の意思が一番大切
もちろん、ご本人がどう考えるかが大切です。ここにあるものでも、喜んでいただける自信の材料があったり、本人からリクエストがあれば気にせず贈ってもかまわないでしょう。
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